2010/08/22

What A Wonderful Moment

登り窯をみながら一番奥の
大嶺陶芸へむかいます。
涼しげな木立を抜けた一番奥の場所。
吸い込まれるように入ってゆくと
ギャラリーがみえてきます。
中に入って見学しようとしたらすぐに
「あなたの背中のものはバイオリンかい?」
と初老の男性が気さくに声をかけてくれました。
トラベルギターを持ち歩いていたので
中身をみせてさっそく楽器談義。
初めて沖縄の懐に抱かれたような温かい会話が続きます。
お話させていただいた方がこの窯の宗匠だと後で気づきます。
自慢のオルゴールをみせていただき、
コーヒーをご馳走になってしまったので
お礼に一曲演奏でお返しさせていただきます。
その後も陶器の話、人生の話、芸術の話、安保闘争の時代の話などしてい
ただき、
この方のお話を聞くためにここまできたのかと思うほど感動し、
これから音楽家としていきるためのアドバイスを
たくさんいただくことができました。
本当に感動的な時間でした。
この旅いちばんの素敵な出来事でした。