2010/09/24

ギターリペア / Opera


Acousphere清水です!
今度は僕のOperaの修理が終了しました。
Operaは6月のBrooklyn Parlorでのライブでノイズが発生して以来、
修理のためずっとお蔵入り。
ここにきてようやくリペアすることができました。
修理したのは以下の点。

・ノイズの発生源となった、ピックアップ周りの交換。
・さらにクリアなサウンドを目指して、アースの改良。
・ボディ内部のミュート強化。

まずピックアップはFishman Power Bridgeの
tune-o-maticタイプのものを再び採用することにしました。
LR Baggsから同様のものが発売されていますが、
実際使われている例やレビューがなく、
敢えてリスクを取るよりは既にサウンドを熟知している
同じプロダクツを選択しました。
この辺は難しいところですよね〜。
新しいプロダクツも当然試したいが、
変更することで改悪してしまう可能性もある。
誰かLR Baggsのブリッジを試してみませんか(笑)。

ピックアップを交換しているうちに、
今回の故障の原因を発見しました。
要するにピックアップから出ている配線が
弦高調整用のダイアルに接触してしまっていて、
弦高を上げ下げする度に配線にダメージを
与えてしまっていたのです。
ダメージのメインはケーブル外側の
シールド線のところでしたが、
それでもノイズの原因には変わりありません。
ということで配線の出し方を
ダイアルに触らないよう違う角度に変更。
ブリッジサドル移動用ネジの向きが内側になりましたが、
かえっていじりやすくなりました。

次にアースの改良。
以前はL-5と比べてホワイトノイズが若干多めだったのが
気になっていました。
誘導ノイズの原因はアースをしっかり取れているかどうかに尽きます。
そこでワニ口クリップを使っていろんな場所から
アースを取ってみて、どこが一番クリアかをチェック。
結果、ブリッジピンを差しているアタッチメントが
一番アース線を取り付けやすく、かつクリアな
サウンドになることが分かりました。
ピックアップ自体の配線とまとめて
安全な場所から出力することに成功!

最後にボディ内部にウレタンを前の1.3倍くらい
詰め込んでリペア終了!
ボディの重量感が増し、さらにどっしりとした
サウンドになったように思います。
あとはしばし演奏しながらチェックしていきたいと思います!

Posted by Acousphere Toshi
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