東北関東大震災を体験していま思うのは、やはり原発は安全ではないということ。
あっけなく壊れ、あっけなく漏れ、これから長い間人々に健康被害と土壌汚染を送り続けてゆく。
地震と津波が過ぎ去っても原発という恐怖のせいで復興に動けない。
空気中に蔓延する放射性物質を吸いこみつづける毎日を僕らは生きている。
水も汚染されて飲めなくなり、野菜も食べられない。
海も汚染されて海産物も食べられない。
家畜やミルクだってちゃんと汚染されている。
でも政治家や大企業は情報を隠蔽捏造し、自分たちの既得権益を守ることに懸命だ。
自分たちも同じように被爆しているのに保身の方が大事な人がいるという現実。
悲しいし悔しいし、憤る気持ちさえうまれてしまう。
こんな世の中だからちゃんと言わなくちゃいけないと思う。
原発はいらない、ほしくない。
どんなに原発がクリーンエネルギーで、エコロジーでも、
日本の経済発展のための大事なエネルギーであっても、
僕らが使えるエネルギーが制限されて不便だとしても、
原子力で作ったエネルギーはいらない。
いまエネルギーを自給自足できないか考えている。
僕が使うエネルギーを自然エネルギーで生産し、自分で消費する。
昼に太陽光で発電し蓄電池にエネルギーを保存する。
そのエネルギーを灯りにつかったりパソコンへ給電したりする。
すぐにインフラはできあがらないが、数年かけて移行できたら、
電力会社の契約を解約しようと思う。
電力需要が減って、お金が入らなくなれば原発も作れなくなる。
僕一人でもできる反原発のムーブメント。
子供達に、そしていまを生きるすべての仲間たちのために、
小さなこのプロジェクトを静かに進めてゆくつもりです。
もっと幸せで良い世の中がくると信じて。
そしてこれからは勇気をもって言おうと思う。
本当の気持ちを。
原発はいらないよね!清志郎さん!