2011/07/03

ギターを弾くときのアドリブ

ギターを弾くときのアドリブ。
誰しも敷居が高いテクニックだと思って尻込みしてしまうけれど、仕組みがわかってできるようになると楽器で世界中の音楽家とコミュニケーションできるようになる。

その楽しくて素晴らしい世界をぜひ体験して欲しいので、誰でも簡単にできるアドリブ術をいつも考えている。
最近はAvailable Note ScaleやChurch Modeという考えを棚上げしてアルペジオ中心のアドリブ論を研究してる。
刹那的だしコード進行にあまりにも支配されてしまう感も否めないが、それでも最もリーズナブルなメロディラインを描くのには最適だろう。
でもできればもう少しScale Wiseに考えてメロディアスなラインを描きたいとも思う。

楽曲のコード進行は機能でくくればTonic、Sub Dominant、Dominantに分類される。Imaj7もIIIm7も同機能なので同じトーンを並べれば良いはず。
では七つのDiatonic Chordを並べて何の音で構成されているかチェックしよう。

Imaj7 = Do Mi So Ti
IIm7 = Re Fa La Do
IIIm7 = Mi So Ti Re
IVmaj7 = Fa La Do Mi
V7 = So Ti Re Fa
VIm7 = La Do Mi So
VIIm7b5 = Ti Re Fa La

以上のようになる。
コード機能を最もよく表現してるコードはImaj7とIVmaj7とV7なので、その三つのコードの構成音を比較する。

DoはImaj7とIVmaj7に共通する音。
ReはV7のみに現れる音なのでDominantの機能を持つ。
MiはImaj7とIVmaj7に共通する音。
FaはIVとVに現れる。
SoはIとVに現れる。
LaはIVにのみ現れる。
TiはIとVに現れる。

ここまででわかる事。
・IVmaj7のCharacteristic Noteは実はLa。
・V7のCharacteristic NoteはRe。

考察次回へ続く。