2011/07/07

ギターを弾くときのアドリブ。

アドリブの考察の続き。
以前考察したことを踏まえてどのようなメロディを弾いたらコードの機能が聞こえてくるのか、または的を得ているのかを考えてみよう。

まずはTonicからSub Dominatへの変化のメロディ。
・Do Mi So Ti La (前4がImaj7のArpeggioでLaがSub Dominant機能のターゲットノート)
・Do Re Mi So Fa La (前4がTonic、SoがFaに解決してからLaへ)
・Do Ti La So Fa La (下降形でTonicをなぞりFaとLaへ解決)
その他Chromatic Approachなど組み合わせて種類を増やせる。

Sub DominantからDominantへはどうなるだろうか?
・Fa La Do Ti Ti So (前3がSub DominantメロディでTiとSoがDominant)
・La La La Li Ti So (前3がSub Dominant特性音のLaで、半音階Liを経由してTiにChromatic ApproachしてDominantの特性音へ)

DominantからTonicへの回帰。
・So Fa Re Mi (前3がDominantノートでReがMiへ解決しTonicへ)
・So La Ti Do (VmajTriadをなぞってTonicサウンドのDoへ解決)
・Ti Re Ti Do (TonicのDoをTarget NoteにしつつDominat Noteで挟みこんでDelayed Resolve)

この辺のメロディックな感覚を追いかけるだけでもアルペジオを使わずに最低限おいしい音を強調することができるかもしれない。
もちろんアルペジオはリーズナブルメロディの制作において不可欠な要素だけれど、もっとスケールワイズにアプローチしつつコード感を表現できたらよりメロディアスに展開できるんじゃないだろうかと思う。
あとは実践してどのような結果になるか臨床試験ですね。
Modal Interchange Chordにおいても特性音を見抜けば同じアプローチで弾けるかもしれない。