2011/07/17

ボーカルに録音前に用意しておく事

今日も弟子のレコーディング手伝い。
自分の作品制作ならたいていのハードルは自分で越すことができるが、人の作品では自分にはあり得ないようなハードルがやってくる。
それが他楽器となれば尚更。
今日はボーカルという楽器をどうディレクションするべきか試行錯誤していたのだが、ひとつの発見があった。

これまでは伴奏を聞きながら歌をそのまま録音していたがどうもピッチが安定しない。
またディレクションし判断する立場の自分も正しいピッチがどれなのかわからなくなっていた。
それはOne Man Rhythm SectionというプレイスタイルがTonalityが低くピッチが取りにくいのが原因だったようだ。
確かにストロークやアルペジオに比べてコードはスタッカートし、音程がはっきり聞こえてこない。
これでは自信をもって歌えないのにも納得。

今日は仮歌で録音しておいたピアノのメロディと一緒に歌入れをしてみた。
結果は大成功。
かつてない安定したピッチで歌えていて、リアルにどの音程が正解なのわかるのが歌いやすかったようだ。
一度楽器だけで作品を完成させてからボーカルにおきかえてゆくという作業が良いのかもしれない。
次回のレコーディングも楽しみだ。