2011/07/27

ライブにむけて音色補正

Acousphere奥沢です!
8/1のMotion Blueライブにむけて機材チェックと音色の補正をしています。

今回大きく変えようと思っているのはリミッティングです。
リミッターというエフェクターをアンサンブル全体にかけて音のダイナミクスをコントロールするというコンセプト。
これを使うことで音が平均化して小さい音から大きい音まで聞きやすくなり、演奏の全てをステージからリスナーに届けられるという優れものです。

さてここから専門的な話。
以前使っていたAphex CompelorはTuck&Pattiさんから勧められて導入し非常に気に入ってました。
でも重たいアウトボードを持ち歩くのも難しいし、なにより繊細な機材が移動で壊れたら代えがきかない。
LevelとCompをズバッとプリセットでコントロールできるあたりも好きだったのですけどね。

それからはLimittingはない状態でもMacとLogicでナチュラルなサウンドを目指してセッティングしてきました。
おかげでエフェクトなしの状態でもうまくギターをコントロールして表現する方法論も身につけることができましたが、ダイナミクスとは関係ない部分で今回Limiterを復活したいという部分が出てきました。
それは「音の質感」です。

今年のTuck&Pattiさんの日本ツアーもつぶさに拝見させていただいたのですが、音が柔らかく届くのが印象的でした。
もちろんギター演奏やボーカルの表現が一番すごいのですが、質感としてのCompelorの存在感が素晴らしくて自分ももう一回使いたいと思ってしまいました。
でも重たいのは無理!
なのでMacのアルゴリズムでそこに近づけてゆかなくては。

いま小一時間いじり倒していたのですが、清水くんに演奏しながらパラメーターいじってもらわないと感じがつかめないので一時中止。
いまのところの感想は以下。

・かければかけるほど柔らかい音色
・かけないとシャープでクッキリ
・スレッショルドは効きはじめに関してのパラメーターとして使用するべし
・その後の質感はリリースの長さによる
・長いほどCompelorに近くなる感じがする

さて、食事休憩のあとまた作業に戻ります!
面白くなってきた!