2011/12/26

フィンガーピッキングをグルーヴィに聞かせるために必要な練習とは?

フィンガーピッキングスタイルでグルーヴィな伴奏をするにはどうしたらいいですか?という質問をギターレッスンの生徒さんからいただきました。
そちらの回答を考察してみようと思います。

まず僕が心がけているのはピックをつかった伴奏の時の手の動かし方です。
指でピッキングするのではなく指でストロークするという感じでしょうか。
その感覚をつかむにはやっぱりピックでのストロークに精通する必要があります。
ピックのストロークで良いリズムでグルーヴィに弾ければ同じことを指でやればよいということなんですね。

ピックでのストロークで大事なのは手首のしなやかさです。
しなやかになればなるほど早いピックストロークリズムが演奏できるようになります。
最初はゆっくりめのフォーク楽曲のストロークからスタート。
長渕剛さんの楽曲やチューリップの「サボテンの花」などがよいテンポで練習できますね。
そこから柔らかい手首の振りとスナップができるようなってきたらフラメンコ的なリズム、そしてファンキーなカッティング高速ストロークと難易度をあげてゆくのがいいですね。
おすすめは「地中海の舞踏」「Long Train Running」「Tell Me Where You Going」かな。
あとスピッツの「ロビンソン」もよいストローク練習になりますね。
ああ、Beatlesの「Babys In Black」もいいですね。

手首のスナップ、しなやかさ、回転の感覚などがつかめてピックでのストロークが得意!となればあとはフィンガーピッキングでも自然と同じグルーヴが再現できるようになります!
遠回りのように感じるかもしれませんが、実はこれが一番の近道なんですよねえ。
僕も新しいグルーヴにギターで挑戦するときは今でもこの手順にそってアレンジ&練習しています。

みなさんのギター練習の参考にしてくださいね!