2013/05/28

自分という作家に導かれて。

頭を良くする方法はふたつあると思う。
文章を読むことと、文章を書くこと。
そのどちらが効果的であるかは人によってマチマチだろう。
僕の場合は書くことの方であるようだ。

この数日間、身体の疲労を取り除くために静養していたが、その間つねにiPad Miniを携行し自分の思考を文章に起こし続けた。
仕事の考察、人生の考察、健康管理や食生活、プロジェクト、イベントなどなど様々な自分にまつわる事象を一から考えて文章にした。
おかげで頭の中でモヤモヤしていたものが一気にアウトプットされて軽くなった。
その考察の中で思いがけず見つかる新しい価値観やアイデアもあった。
考察することが苦でなくなり弟子達のコンサルティングの回数も増え、進歩的な会議が多くなった。

毎日大量のメディア発信によるニュースを読んでいるが、気づきを与えてくれる記事や言葉との出会いは多くない。
むしろ自分自身と向かい合い、文章にすることで客観的に考察する方が多くの示唆を与えてくれる。
自分で書いた文章であっても、それは先生のように自分に語りかけてくる。
またそれは自分自身の美醜で選んだ上質な言葉たちでもあり、故に自分の感性と響き合い言葉が突き刺さってくる。
自分が一番聞きたい話の作家は自分だということかもしれない。
ならば自分を導くためにも、できるだけ多くの物語をして作家活動をしなくてはならない。