2013/08/21

夢の在り方をかえるということ。



先日終えたばかりのライブイベント「Cafe Music Lovers Night」の映像編集をしているが弟子達の成長ぶりがめざましい。
当日は自分も出演者なので演奏を客観的にみることはできないが、こうして動画編集を通じて見返してみると皆すばらしい演奏をしている。
本当に嬉しく、そして心強く思う。 

僕が親友の清水君とAcousphereを結成した当初の夢みていたライフスタイルはタック&パティさんのように世界のVenueを巡るジャズミュージシャンだった。
その方向で何年も苦労して働きかけてきたがどうも時代の流れは違う。
メジャーレーベルは影響力も制作力も失い張り子の虎、テレビやマスメディアも失墜し情報の中央集権は崩れた。
グローバルからローカルへと急激に変化が進む中、昔のようなヒーローミュージシャンというライフスタイルを新たに構築することはできない。
そんな時代においても音楽家としての夢を続けてゆくためには「夢の在り方」さえも変化し適応してゆかなくてはならないと気づいた。 

今の僕の夢は自分のレコードレーベルを大きくし、メディアの力をかりずにローカルマーケットを確立する事。
そしてその中に同じ志をもつ音楽仲間を集め、共に仲良く、長く関わってゆき一緒に大きくなってゆくことだ。
レーベル設立から3年、ようやくそのスタートがきれたばかりだけれど、素晴らしいイベントと若手の成長を感じて自分の道が正しかったことを確信することができた。
まだまだ道は遠いけれど、毎日コツコツがんばってゆこうと思う。