2014/01/15

Pat Methenyのフレーズを考察してみた。3度中心主義。


Pat Methenyのフレーズを少しだけ研究してみた。
とにかくPatは素晴らしいメロディを弾く。
しかもポップで覚えやすい。
そういったアドリブラインを量産できる何かしらのコンセプトがあるはずだ。

早いコード進行でも的確にコード感を表すためにはコードトーンのアルペジオでは追いつかない。
対象となる音がすでに4つあり、それでリーズナブルなラインを組む間もなく次のコードがやってきてしまう。
もっと小さな単位で考えなくてはいけないということだと仮定した。
次に考えられるのは3和音のトライアド。
しかし3つの音でもJamesみたいな楽曲ではToo Muchだ。
だとすればもっと少ない単位のはず。

いま研究してるのは2音によるインターバル、とりわけ「3度」を基本にすえたアプローチだ。
コードトーン4音の中から3度の関係にあるインターバル、ダブルストップを取り出し、それを最小限の単位としてアプローチをするという考え方。
1度と3度、3度と5度、5度と7度の3パターンが考えられる。
大事なのはこのふたつの音を「Tied Up」しておくことだ。
しっかり結び目を作らないと単純にワンノートに対する無意味なアプローチになり、無力化してしまう。

この考えで現在アプローチを試しているが良好で、PatのようなPopでカラフルなメロディラインが生まれやすいと思う。
いずれ動画レッスンでわかりやすく説明したいがとりあえず備忘録としてプレビューしておく。
アドリブが命題の弟子達はぜひ覚えておいてほしい。