2014/05/06

ライブステージへの回帰。この4年の意味。


一年ぶりとなるモーションブルー横浜でのライブ出演。
年一回出演のペースになってから、たぶん少なくとも4年になる。
相棒の清水君の札幌転居、アコースフィアレコード設立と音源制作よりのライフスタイル、弟子達の起業サポートとアーティストプロデュースととにかく多忙で、自然とライブの回数が減ってしまった。
ライブステージとスタジオワーク、そのいずれが音楽家としての本分なのだろうか自問自答してしまうが、この4年間ははっきりと音源制作だと信じて生きて来た。
その結果は間違っていなかった。
膨大な量のレコーディングを行う事で音源制作に必要なノウハウを更に深く大きなものにできた。
ギター演奏についてのテクニックも弟子のプロデュースを通じて更に増やす事もできたし、自分自身もそのテクニックと取り組み会得することができた。
小さいながらも音楽ビジネスも堅調で、音楽を愛する人を守る事ができる環境もコミュニティも生み出す事ができた。
これらをふまえた上で次のフェーズに移らねばならない。
そこはやっぱりライブステージなのだろう。
ライブという状況を作るのは音楽ビジネスにおいてもっとも難しい事だと僕は思う。
特定の日にちの特定の時間に、特定の場所に人にきてもらって有料のイベントを開催する、なんていうのはインターネット時代の今のニーズと相当食い違っている。
家にいながらにして無料で大量の音楽やそれ以外のエンターテイメントを収集する事ができるインターネット。
人々がこの究極のサービスを受けるようになってもう20年近い。
こういうご時世の中「ライブ」というものがどう扱われてゆくのかとても心配だったし、自分たちも音楽で生きてゆく為にインターネットを活用したライフスタイルに以降せざるえず、結果ライブから遠ざかっていた。
しかしここ最近弟子達が活発におこなっているライブを見て、自分もまたこのシーンに復帰してゆきたいという気持ちを強くするようになってきた。
ライブシーンはかわらず音楽を愛する素晴らしい人々が集まる場所だった。
演奏する弟子達も、それを見守る観客の方々も本当の音楽への愛情をもってる人たちだ。
そういう場所にいて、自分の音楽家としての才能をそこで開花させなくてはならない。
その想いを胸に、今年から徐々にライブステージへ原点回帰しよう。