2014/07/25

コピーをすることが一番大事だと思う。


音楽の勉強でもっとも大切なのはコピー、トランスクライブだと思う。
実際の演奏者の動画を見て。細かく分析し真似て弾く。
真似て弾くうちに新たな疑問がうまれてきて、練習を通じてその疑問のこたえをさがし、答えがコンセプトになる。
今度はそのコンセプトを自分のものとして使いこなすために新たな楽曲のアレンジとクロスオーバーさせてゆく。
その繰り返しをすることでAcousphereというギターデュオは生まれ、いまなお進行形の面白いプロジェクトとして自分を魅了してくれている。
相棒、清水君とのこの旅は終わることがないだろうし、僕らには「やりつくした」という感覚はおとずれないだろう。
そのくらい音楽の世界は謎で深いものだ。
目下の僕の興味はTuck Andressさんのソロギター「I Wish」だ。
One Man Rhythm Sectionというギタースタイルの基本アイデアとなるTriad Melodyを基本にすえたアレンジだ。
この楽曲の理解が実はTuck&Pattiの謎を解くいちばん良い題材かもしれないと思うようになってきた。
Europaはそれらの集大成のアレンジであり、Man In The Mirrorは様々なコンセプトが混在しすぎて難解だ。
いずれうちの弟子達全員にきちんとしたI Wishのレクチャーが今以上に高い精度で行えるように学び、分析したいと思う。
こういうことに多くの時間を割いてゆきたい。