2015/01/17

インターネット革命という時代を生きている。


先日生徒さんと一緒に撮影した映像。
それを見返しているといろんな事に気付かされる。
最上のレンズと機材で撮影し、いくつかのコツをつかめば美しい映像が個人でも作れてしまう。
Mac Book一台あればそのデータを自在に操る事ができ、映画顔負けの編集も個人でできてしまう。
YouTubeにアップロードすれば世界中の音楽好きな人々と動画を共有することができ、個人でも"ブロードキャスティング"できてしまう。

本当に時代は大きく変わった。
この変化は"革命"という言葉がふさわしいほどに劇的なものであると思う。
僕らは今"インターネット革命"のまっただ中に生きている。

10年前、ミュージシャン達は音楽家として生きてゆくためには権力者に認めてもらう以外なかった。
レコーディング作品を作るにもそれを広告し流通させ販売するためにもレコード会社の助けが必要だったからだ。
レコード会社とつながる為にオーディションを受けた。
業界の人と知り合う為にサポートの仕事をしコネクションを求めた。
発掘してもらえることを祈りながら赤字でもライブハウスに出演しつづけた。
気に入ってもらえるためにトレンドをマーケティングしステレオタイプな作品で歩み寄る以外なかった。
たくさんのミュージシャンは"クリエイター"を自称しながらも実際の活動は就職活動であり、"リクルーター"であった。

インターネットが既存のビジネスを根こそぎ破壊した。
いまやレコード会社を利用しなくても個人でiTunesにアップロードし販売できる。
Macさえあれば自宅でプロと対等のレコーディングもできる。
ブログを使って広告もでき、YouTubeさえあれば全世界放送もできてしまう。
マスメディア、レコード会社の顔色をうかがう事も許可をとることも必要ない。
ワンクリックで世界放送、そして未来永劫にアーカイブされる時代。
"革命"という言葉以外見当たらない。

僕らはインターネット革命という激動の時代の中を生きている。
これだけの環境とツールが整っている。
もはや迷う事は必要ない。
これらを利用して新しいライフスタイル、ビジネスモデルに突き進めばいい。