2015/09/24

一長一短。

SonasFaberのスピーカー。
柔らかく甘い音色、重厚感、抜けの良い高音。
どれをとっても素晴らしく最高のリスニングスピーカーのひとつだと確信する。
しかしどの音源ソースを入力してもSonasFaberのサウンドとして美しく響き、言い方を変えればフィルタリングされ色付けされてしまう。
ミュージシャンとしてCD毎のエンジニアリングの違いを聞き比べ体感することはこのスピーカーでは難しいと感じる。
そういった"リファレンス"をとるためのスピーカーならばYamahaのMSPシリーズが良い。
味付けのないフラットなサウンドと周波数特性のおかげでCD毎エンジニアリングの差が顕著に出る。
良い音の音源は良い音に、悪い音の音源は悪い音にちゃんとそのまま聞こえてくる。
音楽家の仕事の良きパートナーではあるがカフェで使うとなると音源ソースを選ぶともいえる。
まあつまりどちらも一長一短なのだ。
長所は短所であり、短所は長所である。
カフェの音響としてはSonasFaberのほうがBetterだと思う。
なにより自分の耳が"仕事モード"にならないことがありがたい。
これまで設置していたMSPだと時折エンジニア脳になって分析してしまっていたが今日はそれもなくひとりの音楽ファンとしてどのCDも素直に楽しく聞くことができた。
これからカフェでのBGMが楽しみだ。
まずは自分の作った作品から流してみようかな。