2015/09/06

モナのいない新居。

引っ越したばかりの場所。
そこはモナと暮らした場所でもありました。
5年前5月1日、遠く三重から長旅をしてやってきてくれた幼いモナと早朝の宅急便流通センターで出会いました。
室内に放してあげると長旅を共にしてきたタオルから離れずに緊張していたモナがいました。
モナ、モナと耳慣れぬ名前で呼ばれ戸惑った表情でしたが、それでも1日とたたないうちに打ち解け家族となり、広い室内を毎日駆け回って一緒に生活しました。
いくつものカーペットをオシッコでダメにされましたがそれさえもしあわせな瞬間でした。
モナとの生活は今思えば100%が愛情だけでできていました。
モナが去って失ったものはやっぱり大きく、いまだに僕はその喪失感から抜け出せていないのかもしれません。
それが自分自身の今の葛藤の元になってるんだなあって手元にあるぬいぐるみのプレゼントを見ながら気づかされています。
でもこの別離は僕にとってかけがえのない体験になったとも思うので正しく向かい合いながら長く葛藤してゆきたいと思っています。
モナのいない新居。
いつかまたモナを迎え入れられるように目の前の問題を解決し、大切な仲間たちと共に進んで行かなくては。