2016/02/21

ストレス発散法!

僕にとって唯一のストレス発散法はドライブだ。
高校、大学時代はレーサーを目指していた時代があったほど車好きで、セナ、プロスト時代のF1に熱狂しプレステのグランツーリスモをシミュレーター代わりに練習、親父のFF車を勝手に改造して毎晩峠に繰り出した。
自動車修理工場の友人の家で勝手にガレージ使ってオイル交換し、減摩剤の効果を確かめたりもした。
貧乏ゆえに安くあげるためになんでも自分でやった。
オイルと埃まみれになって楽しんだ青春、今も忘れられない良き想い出だ。
命知らずの友人のドライビングテクニックを見て自分にはレーサーは向かないと悟り、大学後半からはギターにのめり込んだがまさか自分がプロになろうとは夢にも思わなかった。
人生は不思議なものだけど、車に対する情熱は今もかわらない。

今は後輪駆動のスポーツカーに縁あって乗っている。
これが面白い。
フロントの荷重が足らないレイアウトゆえ大雑把にカーブを曲がろうとすると曲がらない。
しかし適度に減速し前に荷重を与えてあげると4輪が路面に吸い付く。
強烈な横Gがかかっても車体は傾かずアンダーステアを全く感じないままにコーナーを回ってゆく。
かつて感じたことのない挙動に心が熱くなり笑みがこぼれてしまう。
ストレスが路面に絡め取られてゆき、車を降りると心と身体が火照っている。
僕にとって車は情熱を喚起する特別な場所なのかもしれない。
この世界を感じられることは幸運なこと。
日々感謝しつつハンドルを握り続けてゆこう。