2017/02/27

自分の事はライバルが教えてくれる。



ここ数年映像制作のほうに力をいれてきた。
仕事場は撮影所と化し音源制作の環境が低下していた。
今年は音源の年と決めて今スタジオの再構築をしている。

相棒の清水くんは音源制作に特化した素敵なスタジオを札幌に作っている。
今回の滞在中にもいろいろ機材などの相談にのってもらったおかげで少し明るくなった。
清水くんはデジタルとアナログの良い部分をつなぎあわせたようなシステムを組んでいて、またそれが彼のスタジオと音源制作のコンセプトにもなっている。
お金がいくらあっても足りなさそうなすごいプロジェクトに着手してることをしって驚愕したが、自分はそのまま追いかけることはできない。
僕はもっとミニマリスト的なシンプルな環境を構築したいと考えている。
大仰でなく、数も少ないけれど静かで説得力のあるスタジオ。

そして僕が融合させたいと思ってるのは音源制作の環境と映像編集を同じ場所で行う事だと、今回ながく清水くんと意見交換をする中で気付くことができた。
音楽に特化するのも憧れだけれども音楽を一生の仕事にして生き延びてゆくためにも同時に動画コンテンツの拡充は大事な仕事だ。
そもそも別の場所に専用のスペースを設置できればいいのかもしれないけれど住環境の都合上それも難しい。
レコーディングスタジオと映像制作を同じデスクにおいて融合させてゆくという清水くんとは違うミッションにむけて投資を続けてゆきたいと思う。
ひとりで逡巡していてもなかなか結論がでなかったけれど相棒の存在のおかげでまた一歩前へ進む事ができそうだ。
ライバル関係にある人間が側にいることの喜びを感じつつ。